【レビュー】超小型!発明工房「煎り上手」を使ってみた感想
この記事では、発明工房「煎り上手」を使ってみた感想を,その特徴と共に紹介します。
煎り上手はこんな人にピッタリの焙煎機です。
- 簡単に焙煎をはじめてみたい
- 少量ずつ焼き加減を変えて実験してみたい
- ムラが少ない焙煎をしたい
この記事では、実際に使ってみた感想などもふまえながら、製品のスペックや魅力をご紹介したいと思います。
目次
煎り上手の良いところ
煎り上手の良いところは「4つのポイント」があります。
- 少量ずつ焙煎の実験ができる
- ムラなく焙煎できる構造
- コンパクトかつ軽量
- 丸洗いできる
少量ずつ焙煎の実験ができる
20~30g程度の少量焙煎が可能である点は、実験や試行錯誤をするにあたって非常に便利に感じます。150gほどの焙煎をする大型の器具で失敗すると、もったいない気がしますが、30g程度なら様々な焙煎方法を気軽に試すことができ、焙煎をより楽しむことができます。
また、この煎り上手を他の大型焙煎機と併用することで、各生豆に最適な焙煎プロファイルを見つけ出す「サンプルロースター」として活用することができます。その後、見つけた最適なプロファイルを基に大型の焙煎機で大量に焙煎することで、失敗のリスクを低減させることができます。
ムラなく焙煎できる仕組み
「煎り上手」は特別な形状で、焙煎を誰でも簡単に始められるよう設計されています。焙煎器の底には凸起があり、その凸起が、コーヒー豆がうまく「自転」と「公転」させ、均一に焙煎されるようになっています。この構造により、煎り上手を左右に振り続けるだけで、誰でも毎回同じ焙煎度でコーヒー豆を仕上げることが可能です。さすが発明工房という名前の会社から販売されているだけあって、非常によく考えられた形状をしています。
これに対してフライパンを使用した焙煎は、熱の分布が均一でなく、重いため、豆を均等に転がすのが難しく、一定の技術が必要になります。
コンパクトかつ軽量
煎り上手は幅10cm、高さ6.5cm、長さ32cmの比較的コンパクトなサイズで、使用しない時は狭いスペースに簡単に収納できるほどのサイズ感です。キャンプなど外への持ち運びの際もかさばらず、重量は240gとアルミニウム製で持ち手が木製であることから、焙煎器の中でもかなり小さな類です。
この軽さが、長時間左右に振り続けることを簡単にしてくれ、特に「女性でも使いやすい」という点が強調されています。大型の焙煎器具を使用する場合に比べ、煎り上手はより手軽に扱えるため、同じ時間をかけて焙煎することを考えただけでも、ずっと楽な作業も魅力の一つです。
丸洗いできる
煎り上手の構造上一部取り外しが出来るので、内部まで掃除できるのも非常に良いポイントです。焙煎過程で発生するチャフ(コーヒー豆の薄皮)が内部に残りやすいのですが、内部を掃除することができます。特に、深煎りの場合コーヒー豆からオイルがかなり出るため、この構造は洗いやすく便利だと思います。ただし、開けた部分が意外と鋭く、手を入れて洗う際は怪我のリスクがあるので注意が必要です。特に、深煎りの場合コーヒー豆からオイルがかなり出るため、この構造は洗いやすく便利だと思います。
使ってみたデメリット
- 大量の豆を一度に焙煎したい場合は不便
- 軽量でも多少は腕が疲れる
- たまに本体から豆が飛び出る
大量の豆を一度に焙煎したい場合は不便
一度に焙煎できる豆の量は50〜60gと、少々控えめ。この量だと、焙煎後の水分が飛んでさらに重量が減り、一度に作れるコーヒーは2〜3杯といったところ。量が必要な場合には少し手間がかかる点は覚悟が必要ですが、小ロットでの焙煎を楽しみたい方にはちょうど良いかもしれません。
軽量でも多少は腕が疲れる
使用する際のもう一つの注意点として、240gの機体を12〜3分間振り続けることで手が疲れてしまうことがあります。この疲労感を嫌う方には、より簡単に焙煎できる手回しの焙煎機ををおすすめします。長く使っていれば慣れますが、楽して焙煎したいという人は嫌になってしまうかもしれません。
たまに本体から豆が飛び出る
最後に、豆が本体の小窓から飛び出ることがあるため、使用時にはこの点にも注意が必要です。そこまで、大きなデメリットではないですが地味に手間がかかるポイントです。
まとめ
このように発明工房「煎り上手」は、少量で焙煎したい人や、コンパクトな焙煎器を探している人、初めて焙煎をするには、ちょうど良い焙煎器具です。
初めて焙煎するけど大きな失敗はしたくないという人にとって、20~30g程度の少量焙煎が可能である点は、実験や試行錯誤をするにあたって非常に便利です。
また、小さいからこそ、大量には焙煎できないというデメリットもありますが、コンパクトな焙煎機を求めている人にとっては完璧な焙煎器具だと思います。
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