ST. ALi

^{セント・アリ}

-St Ali-

メルボルンのコーヒー文化を語る上で欠かせないのがSt Ali（セント・アリ）。農家との直接取引、店舗内での焙煎、完璧なコーヒーの抽出、最高の食事の提供といった、メルボルンコーヒー文化に欠かせない要素を構築してきたのがこのカフェです。2013年の『グッドカフェガイド』のベストフードカフェにも選ばれるなど名実共に立派なカフェです。メルボルンコーヒー文化のゴッドファーザーと呼ばれているマーク・ダンドンによってオープンしたこのカフェは、まさにメルボルンコーヒー文化の象徴と言えます。メルボルンCBDからはトラムで20分ほどのサウスメルボンに位置していますが、コーヒー好きなら行っておきたいお店です。近くにあるサウスメルボルンマーケットが水、金、土、日曜日にオープンしているので、この日に合わせて行く事ができれば最高です。

店の印象

そんな店内には窓がたくさんあり、太陽の光がたくさん入る心地よい空間です。また、レンガと木材を多く使っているため、落ち着いたモダンな雰囲気が特徴的。スタッフもお客さんも活気があり、元気をもらえるメルボルンらしいカフェという印象です。

メニュー

公式サイトメニュー

ここで提供されるコーヒーは、スペシャリティコーヒーならではの浅煎りがメイン。カフェで提供されるハウスブレンドにはコロンビアとブラジルの豆が使われていて、アップルジャムやファッジ、チョコレートを思わせる味わいがミルクと相性抜群な印象です。また、ブレンドだけでなく産地にこだわったシングルオリジンも楽しむことができエスプレッソ、ドリップ、サイフォンなど様々な抽出方法を選ぶことが出来る、まさにメルボルンを代表するカフェです。

また、お土産屋としても最適で、豆はもちろんTシャツや瓶に入ったラテ、チリソースなど様々なグッズを販売しているので、コーヒー好きの人へのお土産をここで選ぶのも良いかもしれません。

そして、コーヒーだけでなく食事メニューも充実していて、物料理である「マイ・メキシカン・カズン」は、ポーチドエッグに焼きハム、とうもろこしときゅうりのサルサ、スパイシーなトマトピューレが絶妙に組み合わさった朝食に最適な一品です。その他にも、パンケーキやオムレツなど様々なブランチメニューをコーヒーと共に楽しむことが出来るようになっています。

豆知識

セント・アリは2005年に現Seven Seeds（セブン・シーズ）のオーナーであるMark Dundon（マーク・ダンドン）がオープンし、カフェとわずかな小売顧客に向けてコーヒーの焙煎を開始しました。つまり、今のSeven Seedsと前のSt.Aliのオーナーは同一人物なんですね。その後2008年に辣腕カフェ経営者として知られるSalvatore Malatesta（サルバトーレ・マラテスタ）が引き継ぎ、2013年の『グッドカフェガイド』のベストフードカフェに選ばれるなど、メルボルンスペシャルティコーヒーを今でも牽引しています。

そんな、元オーナーのサルバトーレ・マラテスタ氏ですが、メルボルンコーヒー界にルネッサンス的な革新をもたらした専門家として知られていて、コーヒー豆の自家焙煎に止まらず、コロンビアにコーヒー農園を所有しているほどコーヒーへの情熱が凄いことでも有名です。自身が作成している自己紹介サイトもおもしろおかしいことから、注目を集めています。Salvatore Malatesta

St Aliグループの注目すべきカフェには、Sensory Lab（センソリー・ラボ）、Auction Rooms（オークション・ルームス）、Clement（クレメント）があり、ジャカルタにもSt Aliが進出しています。

そんなメルボルン文化の一部であるコーヒー。そのコーヒー文化を牽引してきたセント・アリはメルボルン観光に来たら絶対行っておくべきスポットです。

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