オーストラリアのコーヒーメニューを解説!カフェで頼める13種類の名前と特徴を紹介
オーストラリアのコーヒーカルチャーは、ブラックコーヒーとホワイトコーヒーという二つの大きな枠組みに分けられています。
「ブラックコーヒー」
ミルクが「入っていない」エスプレッソを基盤にしているコーヒー。ここにお湯または水を加えることで、コーヒー豆の深い風味が引き立ち、濃厚なコクと繊細な酸味が楽しめる一杯です。
「ホワイトコーヒー」
ミルクが「入っている」エスプレッソを基盤にしているコーヒー。この組み合わせにより、コーヒーがまろやかで甘く、クリーミーな口当たりとなります。オーストラリアでは8割方の人がホワイトコーヒーを飲んでいる印象です。
ブラックコーヒー
エスプレッソ/ショートブラック(Espresso / Short Black)
「ショートブラック」はシンプルなエスプレッソのショット(25ml-30ml)です。
濃厚な香りや凝縮された酸味など、どっしりとした味わいが楽しめます。お湯で割ったり、ミルクを入れたりしないので、そのお店のコーヒーの味が一番分かるコーヒーとされています。
ロングブラック(Long Black)
「ロングブラック」はお湯(カップの2/3)にダブルショットのエスプレッソ(60ml)を注いだドリンクです。
エスプレッソが濃すぎて苦手という方にはおすすめのメニュー。お湯で割るのでアメリカーノやハンドドリップに近い感覚で飲む事ができます。
リストレット(Ristretto)
「リストレット」は小さな、エスプレッソショット(15ml -20ml)です。
リストレットは、イタリア語で狭い・限定されたなどの意味があります。エスプレッソと同じ量のコーヒー粉をエスプレッソよりも少ない湯量で淹れます。必然的に、エスプレッソよりも短い時間で抽出されるのでより濃厚なエスプレッソを楽しむことができます。
ホワイトコーヒー
ショートマキアート(Short Macchiato)
「ショートマキアート」はエスプレッソ(25ml-30ml)に泡立てたミルクの泡(フォーム)をスプーン一杯分注いだコーヒーです。
エスプレッソの濃厚さをしっかり残しつつ、ミルクのまろやかな甘みを楽しむ事ができます。
ロングマキアート (Long Macchiato)
「ロングマキアート」はエスプレッソ(60ml)に泡立てたミルクの泡(フォーム)を少し注いだコーヒーです。
ショートマキアートの大きサイズとなり、こちらもエスプレッソの濃厚さをしっかり残しつつミルクのまろやかな甘みを楽しむ事ができます。
ピッコロ(Piccolo)
「ピッコロ」はエスプレッソ(25ml-30ml)のショットにミルクを注いだコーヒーです。
「ピッコロ」は3/4ラテとも呼ばれ、通常のラテよりもエスプレッソ感が強く、マキアートよりもまろやかなコーヒーです。
フラットホワイト(Flat White)
「フラットホワイト」はシングルエスプレッソショット(25ml-30ml)に、ミルクと薄い泡の層を注いだオーストラリアの定番メニューです。
ラテやカプチーノに比べて、ミルクの泡(フォーム)が少ないため、コーヒーの味わいがしっかりと楽しめるホワイトコーヒーです。
ラテ(Latte)
「ラテ」はエスプレッソショット(25ml-30ml)に、ミルクと泡の層を注いだコーヒーです。
カプチーノよりもフワフワとしたミルク感が少なく、フラットホワイトより泡立ちがあるのでミルクの味が強く感じられます。
カプチーノ(Cappuccino)
「カプチーノ」はエスプレッソショット(25ml-30ml)に、ミルクとたくさんの泡の層を注いだコーヒーです。
ミルクの泡(フォーム)の量が多く、ふわふわとした感覚を一番楽しめるコーヒーです。オーストラリアではココアパウダーを振りかけて提供してくれるお店が多いのも特徴です。
マジック(Magic)
「マジック」はダブルリストレット(60ml)に、ミルクと薄い泡の層を注いだメルボルン発祥のコーヒーです。
ラテの穏やかさとピッコロの力強さの間のようなドリンクで、ラテじゃパンチがないしピッコロだとちょっと強すぎるという人にピッタリのメニューです。
モカ(Mocha)
「モカ」または「モカチーノ」は、エスプレッソショット(25ml-30ml)にホットチョコレート注ぎ、ミルクと泡の層を注いだ後にチョコレートパウダーをふりかけたドリンクです。
エスプレッソの深みとホットチョコレートの甘美さが絶妙に調和し、スチームミルクとミクロフォームが軽やかに口の中を包んでくれるココアのようなドリンクです。
アフォガート(Affogato)
「アフォガート」はバニラアイスクリームの上にダブルショットのエスプレッソ(60ml)に注がれたドリンクです。
イタリア発祥のデザートコーヒーで、バニラの風味がコーヒーを混ざり合った小さいコーヒーフロートのようなドリンクです。
アイスコーヒー(Iced Coffee)
「アイスコーヒー」ダブルショットのエスプレッソ(60ml)に冷たいミルクとバニラアイスクリームが追加されたドリンクです。
日本では「アイスコーヒー」というと冷たいブラックコーヒーが主流ですが、オーストラリアの「アイスコーヒーは」パフェのよなコーヒーが出てくることで有名です。
もしも日本のようにシンプルで冷たいブラックアイスコーヒーを楽しみたい場合は、「アイスロングブラック」を注文しましょう。
様々なコーヒーの種類があるオーストラリアですが、カフェもまた数多くのスタイル・店舗があります。
こちらの記事でメルボルンならではの人気カフェを紹介していますので旅行の際にはぜひチェックしてみてください。