Scott Raoが提唱する、焙煎の投入温度
焙煎をする際にかなり悩むことの多い焙煎温度。調べても機械やバッチサイズによって違うといった答えばかりで、投入温度を探すのに苦労したことがある人もたくさんいるのでは。もちろん、豆の水分値や精製方法など様々な要因によって温度を変えていかなければいけないことも事実。
しかし、機械の大きさによって大まかな温度の幅は決まっているよと提唱しているのがScott Raoの本「COFFEE ROASTING by SCOTT RAO」。基本的に海外で共有されているベーシックな焙煎理論が書かれていて、多くのロースーターは皆読んでるのでいる印象。この本を書いているスコット・ラオという人物は25年にわたる焙煎と1000人以上の焙煎をコンサルティングしてきた、焙煎界隈では知らない人はいないほどの人物。
そんな彼が本の中で提唱している温度はこのようになっています。
窯の大きさ | 投入温度 |
---|---|
500g ー1kg | 175° ー190° |
6kg | 185° ー200° |
12kg ー20kg | 195° ー210° |
30kg | 200° ー215° |
これが正解というわけではなく、ここから自分の窯や目指す味わいによって最善の投入温度を探っていくことが重要。