【2025年版】世界で人気のある家庭用エスプレッソマシン11選。信頼できるブランドの特徴と選び方をおすすめ

自宅でもカフェのような本格的コーヒーが飲めるエスプレッソマシン。「エスプレッソ」「カフェラテ」「カプチーノ」などバリスタのスキルが必要なメニューが家庭で楽しめる魅力的なアイテムです。とはいえそれぞれのモデルには全自動やセミオートなどの特徴や利便性があり、どれが自分に合っているのか迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、家庭用エスプレッソマシンの選び方と特徴に重点を置き、人気で安心できるモデルを紹介します。

家庭用エスプレッソマシンの魅力とは?

エスプレッソマシンの抽出は、抽出時間・タンピングの方法・ミルクスチームなどにによって大きく味が異なります。たとえ、プロのバリスタだとしても、全てのエスプレッソの抽出時間やスチーム温度を完璧に同じにするということは難しいものです。しかし、家庭用エスプレッソであれば、自分好みに合わせて濃度の調節やミルクの量を細かく調整することができるうえ、プロのバリスタに負けないような安定したコーヒーをボタン一つや、練習し実践することができる。これが家庭用焙煎機の最大の魅力と言えます。

家庭用エスプレッソマシンの選び方

家庭用エスプレッソマシンを選ぶ際には、以下の「4つのポイント」を必ず確認ましょう。

  • 抽出方法を選ぶ(全自動/セミオート/手動/カプセル)
  • 気圧をチェック(9気圧以上)
  • サイズを確認する
  • ボイラーの種類

抽出方法を選ぶ(全自動/セミオート/手動)


まずはエスプレッソマシンを使って何がしたいのかを考えることが重要です。とにかく簡単にエスプレッソを淹れたいのか、バリスタと同じ方法で抽出したいのか、ラテアートがしたいのか、持ち運びたいのか、それともアウトドアでも使えるものが良いのかなど様々な用途によって選ぶ必要があります。

ボタン一つで入れられる全自動式

  • 特徴
    • ボタン一つで全て完了
    • 毎回安定した仕上がり
    • マシンさえあれば他には何も買う必要はない
  • デメリット
    • 価格が高い
    • エスプレッソを作る工程は体験できない
    • ミルクスチームはできない

基本的にすべて自動で行うため、誰でも簡単に美味しいエスプレッソを簡単に淹れられるのが全自動式のメリット。初めてエスプレッソマシンを購入する方でも、豆の量を計算するところから抽出まで、ボタンひとつで行えるのが最大の魅力です。気軽にエスプレッソを飲みたい人にはおすすめですが、バリスタのように細かな調節や抽出、ミルクスチームを体験したい方には物足りないかもしれません。

ミル内蔵モデルが多く、豆をセットすれば抽出までしてくれるのコーヒーグラインダーを買う必要もありません。さらに、多くのモデルがウォーターフィルターを搭載しています。コーヒーのほとんどは水であり、抽出の技術とは別に、味に大きく影響を与えます。フィルターに通すことでミネラルの含有量が少なく、ミネラルによる化学反応がほとんど起こらないため、コーヒー豆が本来持っているそのものの味わいを楽しみやすい傾向にあります。

本格的バリスタ仕様のセミオート

  • 特徴
    • バリスタと同じ環境でコーヒーを作れる
    • 自分で細かな設定を調整できる
    • ミルクスチームラテアートに挑戦できる
    • 全自動式よりも低価格
  • デメリット
    • 慣れるまで時間がかかる
    • グラインダーが別途必要
    • 手入れもまめにしなければいけない

好みの味わいにこだわるなら、細かな設定が調整できるセミオートタイプがぴったり。豆を挽く・粉を詰めて押さえるタンピング作業・ミルクスチームといったほとんどの作業を手動で行うので、カフェでバリスタがエスプレッソマシンを使っている感覚でエスプレッソ作りを体験できます。また、ミルクを泡立てるスチームノズルが付いている機種も多く、ラテアートに挑戦したい方にも適しています。個人的な感覚としては全自動のものよりも美味しく淹れられますし、バリスタと同じような感覚でエスプレッソを作る工程が楽しめるのもメリットです。

どこでもエスプレッソが作れる手動式

  • 特徴
    • 電源やバッテリーが必要なく、場所を選ばずに使える
    • 全工程を自分でコントロールする楽しみが味わえる
  • デメリット
    • 慣れるまで時間がかかる
    • ミルクスチームは別のマシンが必要

手動タイプの家庭用エスプレッソマシンは、豆を挽く工程からフィルターに詰める作業、圧力をかけて抽出する作業をすべて手動で行います。粉の量や圧力の強さなどによって仕上がりを調節できるため、こだわりの1杯を作りたいという方におすすめです。

小型サイズのモデルが多いのも特徴。片手で持ってカップに注げるモノや、水筒のように持ち歩けるポータブルタイプのモノなどが存在します。また、圧をかけて抽出するため、電源やバッテリーが必要なく、場所を選ばずに使えます。外出先やオフィス、キャンプなどのアウトドアで使いたい人にもおすすめです。すべて手動で行うぶん、蒸らし・抽出する時間や圧力が細かく調整できるため、一番難しい方法ですが好みの味が追求しやすいのも大きな魅力。ただし、初心者の場合、慣れるまで時間がかかる可能性があります。両手で押し出すタイプや片手でピストンボタンを押すタイプなど、抽出作業は商品によってさまざまです。

気圧をチェック(9気圧)


家庭用エスプレッソマシンを選ぶ際には、抽出圧のチェックもしましょう。エスプレッソの抽出における9気圧の重要性は、世界中のコーヒー愛好者やプロのバリスタにとって基本中の基本となっています。

なぜ、エスプレッソの抽出において9気圧が重要な理由は、この圧力がコーヒー豆から最適な風味と香りを引き出すためのバランスを取る点にあります。

  • 8気圧以下: この圧力では、抽出が不十分になり、コーヒーの風味が十分に引き出されません。結果として、エスプレッソが薄く、味わいに深みが欠ける可能性があります。
  • 10気圧以上: 逆に、この圧力では過抽出になる可能性があります。過抽出は、コーヒーの苦味や渋みが強調され、風味が失われることを意味します。

ほとんどのエスプレッソマシンは最大で15気圧のもがほとんどですが、購入前には一応チェックしておきましょう。

置き場所に合ったサイズをチェック


エスプレッソマシンは、家庭用のモノでもサイズが大きく、重たいモノも多数存在します。一度設置すると移動も大変なので、置き場所に合ったサイズかをあらかじめチェックしておくことが大切です。

全自動タイプのエスプレッソマシンは大きい傾向があるため、広めの置き場所が必要です。なかには、スリムなモデルも存在するので、スペースに余裕がない方はチェックしてみてください。セミオートタイプのモノは、全自動タイプよりも比較的コンパクト。小型なモデルが多いので、一人暮らしの方におすすめです。

ボイラーの種類

ボイラーとは、抽出やスチームを行ったり、水を温めたりするための箇所のことです。シングル・ダブル・マルチなどの種類があり、数が多いと複数の作業が同時に行えます。

抽出しながらミルクを温めたりしたい方や、お店でエスプレッソを提供したいという方は、ボイラーの数が多いモノを選びましょう。また、ボイラーの数が多いと、価格が高くなる傾向にあります。予算や使用頻度に応じて選び分けるのがおすすめです。

おすすめ人気エスプレッソマシン

【全自動エスプレッソマシン4選】

  • マグニフィカS ECAM22112|デロンギ(De’Longhi)
  • ディナミカ ECAM35055B|デロンギ(De’Longhi)
  • E8|ユーラ(Jura)
  • 3200シリーズ|フィリプス(Phillips)

マグニフィカS ECAM22112|デロンギ(De’Longhi)

仕様全自動
価格69,800円
メニュー2種類+ミルクメニュー
最大気圧15Bar
ミルクの泡立て手動
グラインダー機能
自動内部洗浄
2杯抽出

【特徴】コスパ最強の人気全自動モデル

一番人気のエントリーモデルは、家庭用エスプレッソマシン王道デロンギから【マグニフィカS】。「コーヒー豆を挽く、淹れる、自動内部洗浄」といった基本機能を搭載しつつ、手頃な価格設定が魅力の全自動マシン。完全自動で作れるコーヒーはブラックコーヒーの2種類と少なめですが、主にエスプレッソやアメリカーノを楽しむ方にとって【マグニフィカS】は理想的な選択肢です。

ミルクに関しては自分でスチーム(温め+泡立て)をしなければいけないので、ラテ作りや、ラテアートに挑戦したいという方にはお薦めですが、家族全員が使えるマシンをお探しという方やミルクを使うコーヒーもボタン一つで飲みたいという人には使い勝手が悪いかもしれません。

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ディナミカ ECAM35055B|デロンギ(De’Longhi)

仕様全自動
価格132,927円
メニュー11種類
最大気圧15Bar
ミルクの泡立て自動
グラインダー機能
自動内部洗浄
2杯抽出

【特徴】上級モデルのメニュー数を備える中級マシン

「ディナミカ ECAM35055B」はデロンギ社の中級グレードに当たる全自動マシンです。【豆・水・ミルク】をセットしてボタンを押すだけで、豆を挽くところからミルクスチームまで全てが自動で完了します。メニュー数は上級モデルとほとんど差がなく、6種類のブラックメニューと5種類のミルクメニューが搭載されている上、「My Menu」機能を使えば、濃さや抽出量を好みに合わせて登録することも可能です。

ミルクには、独自の「ラテクレマ™システム」を採用しており、ミルクの甘みが引き立つ60℃〜65℃の温度管理を採用しています。さらに、マシン内部には石灰分の付着を軽減しする、軟水化フィルターが備わっています。ウォーターフィルターを使用し軟水化を行なうことで、硬水に比べコーヒー本来の味や香りをお楽しめます。

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E8|ユーラ(Jura)

仕様全自動
価格199,980円
メニュー15種類
最大気圧15Bar
ミルクの泡立て自動
グラインダー機能
自動内部洗浄
2杯抽出

【特徴】スイスが誇る最高峰の高級コーヒーマシン

JURAはスイスの会社であり、全自動マシンにおいて様々な賞を獲得しています。その中でも「E8」は、20万円以下のエスプレッソマシンにおいて『グラインダー・抽出方法・ミルク・水質』全てにおいて最高のマシンです。

ボタンを押すだけで、豆を挽くところからミルクスチームまでの全てが完了するのはもちろんのこと、7種類のブラックメニューと8種類のミルクメニューが搭載されています。また自分に合った濃さや抽出量をプログラムすることも可能です。

搭載されているプロフェッショナルアロマグラインダーは、高い粉砕精度を安定的に実現し嫌味のないフレーバーを完璧に引き出すことができます。また、複数回にわたってお湯を供給する『パルス抽出プロセス(P.E.P.®)』と『Pre-infusion(蒸らし機能)』によりお湯と豆の接触時間が増え甘味・質感がのしっかりしたコーヒーを実現。水に関しても、クラリスフィルターが水を浄軟水に変えることで、水質からも最高のコーヒーアプローチをしているマシンです。さらにはミルクにはファインフォームテクノロジーが搭載されており、きめ細かでシルキーなフォームドミルクを簡単に作ることができます。搭載している機能が全てハイクオリティといった、世界中で人気を誇る高級マシンです。

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3200シリーズ|フィリプス(Phillips)

仕様全自動
価格195,192円
メニュー4種類
最大気圧15Bar
ミルクの泡立て自動
グラインダー機能
自動内部洗浄
2杯抽出

【特徴】英語圏で高い人気を誇る

フィリップスの「3200シリーズ」は、日本ではまだそれほど認知されていませんが、海外では非常に高い評価を受けている全自動コーヒーマシンです。英語でBest Automatic Espresso Machineと検索すると必ずと言って良いほど名前が上がります。

フィリップスの3200 LatteGoは、価格に対する機能と性能はベストバランス。基本的な【ガジア】や【ジュラ】の全自動よりもコンパクトになっています。こちらも、ボタンを押すだけで豆を挽くところからミルクスチームまでの全てが完了するのはもちろんのこと、2種類のブラックメニューと2種類のミルクメニューが搭載されています。また自分に合った濃さや抽出量をプログラムすることも可能です。

3200シリーズは、アロマエクストラクトシステムを搭載しており、最適な温度と流量を自動的に調整することで、常に理想的なエスプレッソを抽出します。このシステムにより、毎回一貫した品質のコーヒーが提供され、豆の風味を最大限に引き出すことが可能です。ミルクシステムは、ミルクの泡立てが非常に簡単かつ迅速に行えるよう設計されています。また、あらかじめプログラムされたドリンクの種類(エスプレッソ、コーヒー、アメリカーノ、マキアート、カプチーノ)は、濃さ・水の量・ミルクの量が簡単に調整できるようになっており、プログラムの実行前に各ドリンクの種類をカスタマイズできます。AquaCleanフィルター技術では、水質を最適化することでコーヒーの風味を向上させると同時にマシンの寿命を延ばし長期間にわたってクリアで美味しいコーヒーを楽しむことができます。

英語表記しかないのが難点ですが、人気からの安心感があります。

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【セミオートエスプレッソマシン7選】

  • スティローザ|デロンギ(De’Longhi)
  • スペシャリスタ・プレスティージオ|デロンギ(De’Longhi)
  • デディカ・アルテ|デロンギ(De’Longhi)
  • クラシックEVO PRO|ガジア(Gaggia)
  • SILVIA|ランチリオ(Rancilio)
  • ザ・バリスタ・エクスプレス|ブレビル(Bereville
  • パーフェクタ・プラス|ソリス(Solis)

スティローザ|デロンギ(De’Longhi)

仕様セミオート
価格19,980円
抽出温度90度
最大気圧15Bar
2杯抽出
ボイラーシングル

【特徴】安く初心者におすすめ

デロンギの【スティローザ】は、低価格でありながらも本格的なエスプレッソ体験ができるエントリーレベルのコーヒーマシンです。

操作方法は単純でダイアルを回すだけ。スチーム・電源OFF・電源ON(余熱)・エスプレッソ抽出の4つを選択する仕様になっています。エントリーレベルですが、最低限の機能を全て持っているのが最大のポイント。エスプレッソの抽出に最適な圧力=9気圧と最適な温度=90度を実現しているため、しっかりとしたクレマが形成され、香り高いエスプレッソを抽出することができます。さらに、スチームノズルは業務用と同じくステンレス製で、長さ、角度ともに使いやすく安定したスチームをすることができます。また、付属品としてタンパーという豆をフィルターに押し固める道具もついてくるため、別途購入が必要なものはグラインダーのみという点もおすすめ。

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スペシャリスタ・プレスティージオ|デロンギ(De’Longhi)

仕様セミオート
価格168,000円
抽出温度設定可能
最大気圧15Bar
2杯抽出
ボイラーシングル

【特徴】グラインダーとタンピング機能を兼ね備えたオールインワン

デロンギの【スペシャリスタ】は「グラインダー」「タンパー」が備わっており、このマシン一つあれば豆を挽くことからエスプレッソの抽出まで全てできてしまいます。

操作方法も多様で、好みに合わせて抽出の温度を低温・中温・高温で切り替えられる機能「 Active Temperature Control (アクティブ テンパラチャーコントロール)」や、粉の量の調節、マイメニューボタンを使っての抽出量カスタマイズも登録できます。また、圧力計で気圧を確認できるのも魅力的です。また、ミルクフロッサーにはラテアートを作りやすい「My LatteArt(マイラテアート)」機能を搭載し、クリーミーできめ細かなフォームミルクをサポートしてくれます。スチームノズルは業務用と同じくステンレス製で、長さ、角度ともに使いやすく安定したスチームをすることができます。

最大の特徴であるタンピング機能「アクティブ・テンパリングシステム」はレバーを引くだけで、毎回安定したタンピングを可能にしてくれます。タンピングは圧力のかけ方にばらつきがあるとお湯の浸透が不均一になり、おいしいエスプレッソが淹れられないので、初心者にはなかなかハードルが高い作業。そんな作業をレバーを引くだけで理想的なタンピングができる仕組みを採用し、誰でも安定した味を可能にしています。

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デディカ・アルテ|デロンギ(De’Longhi)

仕様セミオート
価格54,800円
抽出温度90度
最大気圧15Bar
2杯抽出
ボイラーシングル

【特徴】置き場所を選ばない、とにかくシンプルな小型デザイン

デロンギの【デディカ・アルテ】は「アートのようなコーヒー体験」をコンセプトに、コーヒーを自分の暮らしの一部として、もっと愉しみたい方に向けた 幅15cmのスリムな製品です。

とにかくシンプルな【デディカ・アルテ】。操作方法もシンプルで、1杯/2杯のエスプレッソ抽出と、スチームへの切り替えのボタンの3つのみ。3つのボタンを操作することにより抽出温度・スリープモードなども設定可能となっています。ミルクフロッサーとスチーム管には、二重構造のスチーム管とステンレス製のスチーム管の内部にプラスチックチューブを備える、「二重構造」を採用しており、外装が高温になりにくく、火傷の心配もないマシンです。また、長いフロッサーの柄によって、ラテアートが作りやすくなっています。

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クラシックEVO PRO|ガジア(Gaggia)

仕様セミオート
価格140,800円
抽出温度90度
最大気圧15Bar
2杯抽出
ボイラーシングル

【特徴】業務用と同じサイズの58mmフィルター

ガジアはデロンギに比べると知名度はイマイチですが、イタリア製エスプレッソマシンとして実はしっかりとした知名度を世界で持っています。日本でも愛用している人は多い印象。

こちらも操作方法はシンプルで、オンオフのスイッチ・抽出・熱湯・スチームのスイッチのみとなっており、どなたでも簡単に操作できます。そんなガジアの【クラシックEVO PRO】業務用で多く使用されている58㎜のフィルターホルダーを採用しており、よりバリスタに近い感覚でエスプレッソ抽出ができるのがポイント。標準サイズのバスケットを使える事でバスケットの選択肢が大幅に増え、またその品質も高いものを利用できるためです。またシャワースクリーンと呼ばれるコーヒーパックの上に置いてお湯がより均一にパック全体に行き渡るようにするものなど色々と追加アイテムの幅も広がります。さらに、スチームワンドもプロ仕様のものを採用しており、2つ穴からでるスチームでより滑らかでクリーミーなミルクフォームを簡単に作ることができます。

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SILVIA|ランチリオ(Rancilio)

仕様セミオート
価格210,800円
抽出温度93度(設定可能)
最大気圧15Bar
2杯抽出
ボイラーシングル

【特徴】人間工学に基づいたデザインと機能

ランチリオもガジア同様にデロンギに比べると知名度はイマイチですが、イタリア製エスプレッソマシンとして実はしっかりとした知名度を世界で持っています。日本でも愛用している人は多い印象。

形も操作方法もガジアに似ていて、オンオフのスイッチ・抽出・熱湯・スチームのスイッチのみとなっており、どなたでも簡単に操作できます。そんなの【SILVIA】も業務用で多く使用されている58㎜のフィルターホルダーを採用しており、色々と追加アイテムの幅も広がります。

人間工学に基づいたポルタフィルター、断熱ボイラー、ステンレス鋼スチームノズルとスチームノブ、カップトレイ、真鍮製抽出ユニットなど、ランチリオの本格的な抽出をサポートしてくれます。温度管理においても「SILVIA」は優れており、内部の高品質なボイラーが安定した温度でエスプレッソを抽出することを可能にしています。また、このボイラーはサイズが大きいため、複数杯を連続で抽出しても温度が安定します。

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ザ・バリスタ・エクスプレス|ブレビル(Bereville

仕様セミオート
価格164,800円
抽出温度93度(設定可能)
最大気圧15Bar
2杯抽出
ボイラーシングル

【特徴】世界で一番有名なオールインワンマシン

1932年にシドニーで設立したキッチン家電のブランド・Breville(ブレビル)。現在世界70か国以上で販売されている世界的なブランドで、アメリカではコーヒ関連の家電が高い人気を集めています。

そんな【ザ・バリスタ・エクスプレス】はグラインダー・タンピング・正確な温度管理、最適な水圧、ラテアートに欠かせない本格的なミクロフォームミルクを全て兼ね備えているマシンです。オールイン・ワンですが先ほど紹介した【スペシャリスタ】とは違いl、タンピングは取り外して自分の力で押し固める使う仕様になっています。操作方法はシンプルで粉の量の調節、ショットの数といった必要最低限のボタンのみ。また、圧力計で気圧を確認できるのも魅力的です。

このマシンには低圧でのプレインフュージョン(前抽出)という蒸らし機能が備わっており、コーヒーを均等に抽出することができます。また、サーモコイルヒーティングシステムとPID温度制御により、正確に93°Cの水温が保たれ、完璧にバランスの取れた味わいを引き出します。

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パーフェクタ・プラス|ソリス(Solis)

仕様セミオート
価格74,600円
抽出温度93度
最大気圧15Bar
2杯抽出
ボイラーシングル

【特徴】パワフルで洗礼されたマシン

スイスのエスプレッソマシン【ソリス】。パーフェクタプラスはレッド・ドット・デザイン賞というドイツが主催する国際的なプロダクトデザイン賞で優勝をしたこともある洗礼されたマシンです。

また、圧力計で気圧を確認できるのも魅力的です。操作方法もシンプルで、設定、1杯/2杯のエスプレッソ抽出と、スチームへの切り替えのボタンの4つのみ。抽出温度・スリープモードなども設定可能となっています。また、圧力計で気圧を確認できるのも魅力的です。

【ソリス】もガジアの【クラシックEVO PRO】と同じく、業務用で多く使用されている58㎜のフィルターホルダーを採用しており、色々と追加アイテムの幅も広がります。また、温度が93℃前後の幅以内に収まるように制御できるPID コントローラーと、低圧でのプレインフュージョン(前抽出)機能も備わっており、バランスの取れたコーヒーを抽出することを再現しています。ミルクスチームは家庭用マシンの中でもかなりパワフルな仕様になっており、約40秒でスチームが完了します。

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