【全自動】本気の焙煎ができる家庭用おすすめの小型「電気式焙煎機」9選
家庭でプロ並みの焙煎をしてみたいと思ったことはありませんか?
自分の手でスペシャルなコーヒーを焙煎できれば、単にコーヒーライフが楽しくなるだけでなく、自分で焙煎した豆を販売して様々な人に知ってもらうことも可能です。
実際、電気式焙煎機を使用して高品質な焙煎を行い、カフェを開いたり、豆を販売している人によく会います。
そして、よく耳にするのが「購入時に焙煎機の性能の違いが分かりにくかった」という問題です。そこで今回は、自宅で最高の焙煎ができる「全自動電気式焙煎機」についてご紹介します。この記事は次のような人におすすめです。
- 純粋に焙煎について興味がある
- 全自動焙煎機を使って焙煎したい
- 質の高い焙煎をしてカフェを始めたい
- スペシャルティコーヒーを焙煎してみたい
電気式焙煎機にもいろんなタイプのものがあるので、それぞれの特徴を解説しながら進めていきましょう。
電気式焙煎機の仕組み
まず、「電気式焙煎機」とはどのようなものでしょうか?
焙煎機にはさまざまなタイプがありますが、全自動の電気式焙煎機は主に自宅で使用されるサイズのものです。大きなものでも電子レンジと同じくらいのサイズが一般的で、それ以上の大きさのものは基本的に業務用となります。
この全自動の電気式焙煎機はすべてプログラムされており、失敗することがないというのが大きなメリットです。そのため、家庭で安定した焙煎ができるだけでなく、お店で提供するクオリティのコーヒーを焙煎することも可能です。
プログラムと聞くと難しそうですが、使い方は簡単で、「焙煎の設定をする」「釜に生豆を入れる」「ボタンを押す」という3つの工程で焙煎ができます。
さらに、業務用と変わらない機能が搭載されているものも多く、家庭での焙煎技術は年々向上しています。
そんな多くの機能を持つ全自動の電気式焙煎機を10機紹介したいと思います。
【全自動】家庭用おすすめの小型「電気式焙煎機」9選
ここでは焙煎の自由度が高く、本気で美味しいコーヒーが作れる焙煎機から順に紹介しています。
Aillio|BULLET ROASTER R1 V2
AillioのBULLET ROASTER R1 V2は、データ駆動型の精密な焙煎プロセスを搭載した業務用としても使えるハイスペック焙煎機。Aillioはデンマークで製造され、台湾が輸入販売している「総務省基準適合」の許認可を受けた商品です。スペシャルティコーヒーで有名なカフェで使用されていたり機能性は群を抜いています。
最大の特長は、Aillio独自のIBTS(赤外線センサー)と従来のドラム温度センサーの二つのセンサーを組み合わせたことにより、リアルタイムでの正確なフィードバックを、パソコン内のアプリで確認できること。
この技術により、火力、ファン速度、ドラム速度を細かく調節することが可能で自分の好みに合わせて、様々な焙煎プロファイルを作成し、保存、共有することができます。
自由度が高く、業務用の焙煎機とほぼ同じ性能を持っていますが、この焙煎機を導入するには200Vの電源が必要となるため、設置場所での電源環境を確認する必要があります。
BULLET ROASTER R1 V2は、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- 大容量で本格的に焙煎をしたい
- アプリと連動して細かな設定や、自分だけのプロファイルを作りたい
- カフェや豆売りなどお店としても焙煎したい
焙煎形式 | IH半熱風式 |
最大容量 | 1kg |
熱源 | 電気式 |
価格 | 549,800円 |
連続焙煎 | ○ |
アフターバーナー | × |
チャフコレクター | ○ |
スマホ連携 | ○(PC専用アプリ) |
サンドボックス スマート|Sandbox Smart R1
Sandbox Smart R1は、クラウドファンディングのマクアケにて2021年に総額約6100万円の応援購入を達成した台湾初の小型焙煎機で、一回に焙煎できる容量は最大100gで15分程度で焙煎が出来ます。
こちらの焙煎機の魅力は「電気直火式」を採用しているところ。直火方式のため、個性を生かした焙煎できるというのが大きな特徴です。
次の動画では、WAKO Coffeeさんの焙煎師であり, SCAA/CQI認定Qグレーダーの荻原 駿さんがSandbox Smart R1を紹介しています。
さらには、アプリと連動し焙煎を操作できるため「火力」「排気量」「ドラムの回転数」などの細かな設定を自在にコントロールすることが可能です。そして、焙煎の情報をアプリに記録し、同じ焙煎条件での焙煎を再現することができます。
またプロのバリスタによる多数のテストを経て作られたプリセットも使えるため、浅煎りから深煎りまで質の高い焙煎をすることができます。
Sandbox Smart R1は、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- 本格的に焙煎をしたい
- アプリと連動して細かな設定や、自分だけのプロファイルを作りたい
- 直火式に近い感覚で焙煎をしたい
焙煎形式 | 電熱直火式 |
最大容量 | 100g |
熱源 | 電気式 |
価格 | 116,000円 |
連続焙煎 | ○ |
アフターバーナー | × |
チャフコレクター | ○ |
スマホ連携 | ○ |
サンドボックス スマート|SANDBOX SMART R2
SANDBOX SMART R2は、先述のSANDBOX SMART R1がアップデートされたものです。
大きく変わったところは、最大焙煎量の増加(550g)・焙煎が観察できる窓が付いた・火力アップでさらなる短時間焙煎が可能・焼きムラを抑えるヒーターの配置です。
もちろん、「電気直火式」と「アプリでのプロファイリング」はSANDBOX SMART R1から引き継がれています。
コーヒー系YouTuberに試供品を配りまくるマーケティングを行うことで、ほとんどのコーヒー系YouTuberが動画を上げてくれています。
様々なレビューを見ることができるという点では、使用に関する心配が少ないというのも特徴の一つです。
Sandbox Smart R2は、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- 大容量で本格的に焙煎をしたい
- アプリと連動して細かな設定や、自分だけのプロファイルを作りたい
- 直火式に近い感覚で焙煎をしたい
焙煎形式 | 電熱直火式 |
最大容量 | 250g |
熱源 | 電気式 |
価格 | 337,000円 |
連続焙煎 | ○ |
アフターバーナー | × |
チャフコレクター | ○ |
スマホ連携 | ○ |
ジェネシス(GENESIS)|ジェネカフェ CBR-101A
ジェネシスのジェネカフェCBR-101Aは、最先端技術を元に世界唯一の3D回転方式を採用した家庭用焙煎機として、世界30カ国以上で販売されています。
世界で販売されているだけあり、安心感は絶大。3D回転方式の豆がうまく攪拌され、焼きムラが従来の焙煎機よりも少ないことが特徴です。
また温度・時間設定ダイヤルで好みの焙煎温度・焙煎時間に設定できます。
温度は60度から250度の範囲で1度刻みで設定可能。そして時間は6秒から30分間まで6秒単位という細かな設定ができるため、超浅煎りから深煎りまで様々な焙煎をすることができます。
こちらも大きな特徴が、耐熱ガラス製の容器。これによって、焙煎過程を観察することができるので焙煎を待っている間も、飽きることがありません。
そして、コーヒー界隈で有名な”コーヒーを愛しすぎた男”こと「岩崎泰三」さんも使用しているので、実績は間違いなしです。
紹介している動画はこちら
Sandbox Smart R1は、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- 焙煎機は有名で安心できるものが欲しい
- 焙煎時間の長さを細かく自分で調節したい
- 豆が焙煎されてる様子も見てみたい
焙煎形式 | 熱風式 |
最大容量 | 250g |
熱源 | 電気式 |
価格 | 75,200円 |
連続焙煎 | × |
アフターバーナー | × |
チャフコレクター | ○ |
スマホ連携 | × |
weroast|HOME ROASTER
weroastのHOME ROASTERは「ボルテックス熱風式」と呼ばれる独自技術を採用しており、強力な気流によってコーヒー豆を均一に加熱し、焙煎のムラを極力減少させます。
操作面では、直感的に使えるシンプルなユーザーインターフェイスを備え、10秒単位で焙煎時間の調整が可能で3分〜25分の間で選ぶことが可能です。
様々なコーヒー系YouTuberが動画を上げてくれているので、使用に関する心配が少ないというのも特徴の一つです。
こちらの焙煎機も、焙煎の進行を360°全方位から目で見て確認できるので、焙煎プロセスをより直感的に楽しむことができます。また、設定時間より早い段階でも手動で焙煎を終了し冷却に移行できるのも大きな特徴。
HOME ROASTERは、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- 人気があって安心な焙煎機が欲しい
- あまり高くない電動式焙煎機が欲しい
- 焙煎時間の長さを自分で調節したい
焙煎形式 | 熱風式 |
最大容量 | 70g |
熱源 | 電気式 |
価格 | 29,800円 |
連続焙煎 | × |
アフターバーナー | × |
チャフコレクター | ○ |
スマホ連携 | × |
ビモアー Behmor|2000AB plus
ビモアー Behmor 2000AB plusは、焙煎中に温度調節ができるプロ使用焙煎機。これは業務用焙煎機と同様に豆の種類や水分値などによって、焙煎中に温度の調節ができるということ。そのため豆の個性にあった、さらに深い焙煎が可能になります。
さらに多くの家庭用焙煎機とは違い、高火力のハロゲンヒーターの熱をコーヒー豆にあてる直火方式になっています。多くの電気式焙煎機では熱風式を採用していることが多く味がクリーンになる反面、風味が直火式よりも弱くなるというデメリットがあります。しかし、直火方式のため風味を残したまま焙煎できるというのが、大きな特徴です。
アフターバーナーを搭載しているという点もこの焙煎機の大きな特徴。通常の家庭用焙煎機だと焙煎時、焙煎後に煙が発生しますが、アフターバーナー機能により家庭内でも気軽に使用することができます。
Behmor 2000AB plusは、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- 焙煎中も温度を調節したい
- 家で使用するのでアフターバーナー搭載のものが欲しい
- 直火式に近い感覚で焙煎をしたい
焙煎形式 | ハロゲンヒーター直火式 |
最大容量 | 400g |
熱源 | 電気式 |
価格 | 85,000円 |
連続焙煎 | ○ |
アフターバーナー | ○ |
チャフコレクター | × |
スマホ連携 | × |
ダイニチ工業 |コーヒー豆焙煎機 カフェプロ101 MR-101
カフェプロ101 MR-1013は段階の「風味」と4段階の「煎り加減」計12段階の調節が可能な焙煎機。そして煎り加減に関しては「L値」という国際照明委員会によって定められた数値を使用し測定しているため、目にすることが多い8段階のロースト名よりも正確な焙煎度が得られます。
また、この機器は電気ヒーターによる直火式の焙煎方式を採用しているめ熱風式の焙煎機とは違い、風味を残したまま焙煎できるというのが大きな特徴です。
カフェプロ101 MR-1013は、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- 焙煎中も温度を調節したい
- 家で使用するのでアフターバーナー搭載のものが欲しい
- 直火式に近い感覚で焙煎をしたい
焙煎形式 | 電気ヒーター直火式 |
最大容量 | 120g |
熱源 | 電気式 |
価格 | 85,800円 |
連続焙煎 | ○ |
アフターバーナー | × |
チャフコレクター | ○ |
スマホ連携 | × |
SOUYI|本格コーヒー生豆焙煎機
SOUYIの本格コーヒー生豆焙煎機は、1分単位で焙煎時間の調節が可能な焙煎機。
焙煎は1~25分、冷却は1~15分まで時間を調節することが可能なので、浅煎りから深煎りまでの幅広い焙煎度合いで自分好みに焙煎することができます。
こちらの焙煎機も熱風式で、ムラがなく均一な焙煎とクリーンな味わいが大きな特徴です。
そして大きな特徴が、耐熱ガラス製の容器。これによって、焙煎の進行を360°全方位から目で見て確認できるので、焙煎プロセスをより直感的に楽しむことができます。また、焙煎の各段階を正確に把握することができるので、より深い焙煎体験が可能です。
SOUYIの本格コーヒー生豆焙煎機は、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- あまり高くない電動式焙煎機が欲しい
- 焙煎時間の長さを自分で調節したい
- 豆が焙煎されてる様子も見てみたい
焙煎形式 | 熱風式 |
最大容量 | 100g |
熱源 | 電気式 |
価格 | 19,800円 |
連続焙煎 | × |
アフターバーナー | × |
チャフコレクター | ○ |
スマホ連携 | × |
ライソン|ホームロースター KLRT-001B
ライソンのホームロースター KLRT-001B は、大阪にある家電・アウトドア製品を販売している会社の焙煎機です。
この焙煎機の魅力は、シンプルな使用方法で「中煎り(MEDI)」と「深煎り(DARK)」の2つの焙煎度を選ぶだけ。焙煎は冷却を含めて約20分で完了します。
コスパも良く、簡単に焙煎を試したい方におすすめの一台です。
この動画では、コーヒー界隈の研究室「ひつ研」さんが、ホームロースター KLRT-001B を紹介しています。
この焙煎機は熱風式であるため、ムラがなく均一な焙煎とクリーンな味わいが大きな特徴。また、自動温度管理と風量調整を実現するコンピューター制御システムを搭載しており、焙煎のフェーズごとに温度を管理してくれます。
チャフコレクター機能も備えており、焙煎プロセス中に発生するチャフを自動的にコンテナに集めることで、後片付けの手間を大幅に軽減します。
ライソンのホームロースター KLRT-001Bは、こんな人にピッタリの焙煎機です。
- あまり高くない電動式焙煎機が欲しい
- 難しいことは分からないので、簡単に操作できる焙煎機が欲しい
- 熱風式の焙煎がしたい
焙煎形式 | 熱風式 |
最大容量 | 60g |
熱源 | 電気式 |
価格 | 18,790円 |
連続焙煎 | × |
アフターバーナー | × |
チャフコレクター | ○ |
スマホ連携 | × |